福島県鏡石町深内町

  • 乳石山神社
 

乳石山神社は建与曽命を祀っている。建与曽命は、応神天皇(260)の頃から仁徳天皇(300)の頃までの凡そ40年間、国造としてこの石背国を治めていた。建与曽命はこの地で牛を飼育し、宮中に酥(チーズ)を献上したと伝えられる。

境内の乳石道祖神があり、乳の出ない産婦が甘酒をつくり、「乳石様」の中央のくぼみに注ぎ、乳が出るように拝むと不思議に乳が出たということで、昭和初期頃まで乳の出ない女性が参詣していた。