福島県白河市円明寺

  • 小南湖
 

南湖公園の北側の小高い丘陵地に「小南湖」という池があり、小さいながらも景勝の地になっている。

小南湖一帯には、歴代白河藩主の菩提寺が置かれていた。丹羽家の大隣寺、榊原家の随寶寺、本多家の久松寺、奥平松平家の天祥寺、結城松平家の孝顕寺、久松松平家の円明寺、阿部家の正法院が置かれたことが確認されているが、それらの多くは、藩主家の移封に従い移転している。

戊辰戦争後、かつての美しい景観が荒れ果てているのを見た明治時代の有志が、一帯を小南湖として整備した。池の周囲には「花文」「角金」「角屋」と三軒の料亭が軒を並べ、芸者衆が出入りする華やかな一画だった。しかし、時代の流れの中で次第にさびれ、現在残っている料亭は「角金」だけとなっている。

現在、この一画は公園として整備中のようで、かつての景観を取り戻しつつあるようだ。

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