福島県須賀川市桙衝字宮本
2015/03/25取材
日本武尊が東征の際にこの地に到り、亀居山に柊の八尋の矛をつきたて、武甕槌神 を祀ったのが始まりと伝えられる。
また、弘法大師が奥羽巡錫の時、亀居山の下の沖の塚が輝いているのを不思議に思い
、その塚の下で修念すること三日三晩、すると光は止まり、塚の中から神鉾が現れたと云い、その塚の上に社殿が建てられた。
この社は、式内社であり、岩瀬郡の総鎮守として代々領主の信仰が篤くその庇護を受けた。
閏年の十月に行なわれる御輿渡御、太鼓獅子舞は、奈良時代からと伝承され、稚児ばやしと踊りに和して、賑やかに百足獅子が歩む姿を今に伝えている。