2012/10/31取材

福島県会津若松市

 

鶴ヶ城内にあるこの稲荷神社は、城の守護神として祀られていた。当初は、この地より東の、三の丸にあったものが、この地に移された。

葦名直盛が築城に際し、その縄張りに苦心していた。直盛は勧請先の田中稲荷神社に祈ったところ、霊夢があり、目覚めてみると雪が降り積もっており、そこに狐の足跡があった。

直盛は、それをしるべとして築城の縄張りを決め、名城を築くことができたと伝えられる。

現在は、地域のお稲荷さんとして、学業成就、商売繁盛、家内安全や交通安全祈願など、広く人々の信仰を集めている。