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福島県会津若松市米代一丁目

 

日新館は会津藩が藩 士の子弟の為に設けた藩校で、五代藩主松平容頌の時代に家老田中玄宰の藩制改革の一つとして取上げられ、商人須田新九郎の協力により、享和3年(1803)に完成した。

日新館は戊辰戦争の際に焼失したが、現在、唯一この天文台の跡が残っている。

この天文台は、天文方の天文観測の場として設けられた。天文台はつねに星の観測をするところであったが、特に毎年冬至の日には、学校奉行、天文方師範、暦家が集まり、晴雨、考暦を偏したところで重要な施設だった。

観台は、当時の規模の半分となっているが、藩校日新館の施設として唯一保存されているものである。