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福島県会津若松市大町一丁目

 

この大町四ツ角は、藩政時代から会津五街道の起点となっていた。

明治15年(1882)、福島県令の三島通庸は、この道路元標を起点として、山形県、栃木県、新潟県へ伸びる三方道路の大工事を行った。

この工事は、住民に厳しい労役を課したため、会津の自由民権運動に火をつけ、喜多方事件を引き起こした。

しかし、わずか3年で、総延長213kmの道路を完成させたこの大工事が、戊辰戦争後、疲弊しきっていた会津の発展の礎となったこともまた事実である。