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青森県西津軽郡深浦町関栃沢

2013/06/08取材

関の甕杉は推定樹齢1000年、幹周約8.2m、樹高約30mの巨木で、中世にこの地一帯を支配した安東氏の内紛で戦死した霊を弔う為に植樹されたと伝えられ、近くに、南北朝時代の供養塔が多数並んでいる。

遠くから眺めると水甕の形に似ていることなどから「甕杉」と呼ばれるようになったとされるが、「神杉」だったとする説もある。

江戸時代にはすでに大木だったようで、紀行家の菅江真澄は、寛政9年(1797)にこの地を訪れこの大杉のことを記している。