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青森県西目屋村田代

2017/10/31取材

熊野宮神社は、この地の郷社だが、由緒など詳細は不明である。しかし、この地の周辺の、他の熊野宮に伝えられる、坂上田村麻呂の蝦夷征討の伝説が、この地の熊野宮神社の創建にも関わりがあるとも考えられる。

拝殿は木造平屋建て、入母屋、金属板葺き、妻入り、桁行3間、外壁は真壁造り板張り、正面」に「熊野宮」の社号額が掲げられている。本殿は拝殿とは独立していて一間社流造風、鉄板葺き。境内には、木造平屋建て、寄棟、鉄板葺き、桁行6間の神楽殿がある。

境内には水神、山神、稲荷、尾太鉱山の山神等が祀られており、拝殿入り口には一対の熊の像が安置されている。

この地は、白神山地の東山麓にあたる山深い地であり、山岳信仰や、山の民の素朴な山神信仰の拠点だったと考えられる。