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青森県弘前市新寺町

2013/08/20取材

 

明応8年(1499)に源頼政の十三代末裔とされる念西坊宗慶によって青森油川に一宇を建てたのが始まりとされる。

その後、慶長9年(1604)、津軽藩藩祖為信が、津軽統一に協力した褒章として弘前に寺領を賜り、慶安3年(1650)に現在地に移った。

現在の本堂は、明和2年(1765)頃に建てられたもので、現存する浄土真宗の建物としては県内最古のものとされる。

内部は来迎柱以外は角柱を用いており、虹梁が掛けられている箇所も少なく、挿肘木で支えられた大虹梁は雄大である。また廊下と参詣の間との境に竹の節欄間が並び、その意匠も注目される。