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青森県南部町小向字馬場坂45

2014/08/24取材

 

南部安信は南部氏第二十三代当主である。大永5年(1525)4月、行年33歳だった。

安信は二十二代政康の長男だった。安信は、南部氏の戦国大名化を目指し、積極的に勢力拡大政策を推し進めた。大永4年(1524)石川高信ら3人の弟を動員して、津軽地方の諸城を抑えて津軽を平定させ、そこに高信を置いて統治を任せた。

さらに弟の南長義には五戸地方を、同じく弟の石亀信房には石亀城を、同じく弟の毛馬内秀範には毛馬内城を任せて、南部氏の体制を固めている。