青森県外ヶ浜町蟹田姥ヶ沢

 

県道12号線沿いに、ポツンと小さな社があり、この地を蟹田川が流れている。川はこの地で淵をなしており、この桂淵には次のような伝説が伝えられる。

昔、桂渕には中島があり、そこに一本の古い桂の大木が立っていた。この大木は沼の主の化身だと伝えられていたものだが、ある日、4人の山子がこの木を伐ってしまった。すると切り倒した大木の切り口からは真っ赤な血が流れ出し、大木は大蛇の姿に変わり、のた打ち回りながら淵の底深く沈んでしまった。

しばらくすると、淵の水は波立ち血の色に染まった。大蛇は浮き上がってくることはなかったが、木を切り倒した4人の山子達は、次々と得体の知れない病にかかり死んでしまった。村人達は、これは大蛇の祟りであると恐れ、堂を建て大蛇の霊を祀ったと云う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です