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青森県三戸郡五戸町字館

2014/08/24取材

別名:木村館

五戸館は五戸川右岸の比高約20mの断崖上に築かれた崖縁城である。北側は五戸川に面した断崖で、他の三方は堀で城域を区画していた。

この地域は、古い時代からのこの地の開発領主だった木村氏が支配していたと思われ、鎌倉期に開発拠点として築かれたと考えられる。

その後、木村氏は南部氏に従属し、兎内館にあったものが、慶長年間(1596~1614)初期、南部二十六代南部信直の命により木村秀勝(秀清?)が、津軽氏に対する防衛拠点として整備修築した。

その後木村氏は、南部藩の五戸代官を代々務め、明治維新まで在館した。