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青森県東北町字大浦

2013/04/25取材

入り江の一部が海面低下と湾口に流入する砂丘の発達によりせき止められて形成された湖である。周辺には、縄文時代の遺跡や貝塚が多数存在することから、古来より小川原湖と人々の営みには密接な関わりがあったことがわかる。

水産資源が豊富なことから宝沼とも呼ばれる。主要な水産資源は、ワカサギ、シラウオ、ハゼ、シジミ、ウナギなどで、小川原湖漁業協同組合がこれらの管理、漁獲を行っている。

遠浅のため、夏季には湖水浴客で賑わう。また冬季には湖面が結氷し、ワカサギの穴釣りが楽しめる。また七戸川の旧河川である花切川は、ヘラブナ釣りの名所のひとつである。この小川原湖にはイトウが生息しており、約1トンの水揚げが記録されたこともあったが、昭和18年(1943)頃に絶滅したと云う。