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青森県東通村字蒲野沢

2012/07/10取材

この神社は、初めは千年桂のそばにあったものが遷座されたもので、桂の下の湧水を御神体として、文治3年(1187)に勧請されたと伝えられる。

この鹿橋の沼で、夜な夜な女の泣き声が聞こえ、村人たちは気味悪がっていた。ある時、この村の豪気な男が、その正体を確かめようと沼に飛び込んだところ、その泣き声は2尺ほどの石塊から聞こえてきた。

村人たちは、その夜泣き石を沼から引き上げ、祠を建てて祀ったところ、それからは泣き声は聞こえなくなったと云う。

千年桂にも似た話が伝えられており、もとは同一の話だったとも考えられる。