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秋田県大館市白沢

震災前取材

 

大館市から、旧羽州街道沿いを北に進むと、白沢辺りで街道の西側に、美しい山容の一対の山が見える。奥の山が男神山(標高340.7m)で、手前が女神山(標高281m)である。

その美しい姿からか、古くから信仰の山として崇められ、「秋田風土記」には「女神男神嶺二峰相並びて有り。胎蔵、金剛の大日也とぞ。景観なり」と記され、江戸時代の紀行家の菅江真澄もこの山のことを記している。

山自体が御神体であり、男神山の麓には男神上神社があり、祭神は男神と女神を象徴して、伊邪那岐(いざなぎ)と伊邪那美(いざなみ)であるという。