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秋田県秋田市東通明田

2016/07/27取材

 

この地には当初薬師が祀られていたという。

その後、この地は佐竹氏が領し、寛永9年(1632)秋田佐竹藩主が社殿を再建し、佐竹氏の以前の領地水戸の大洗海岸にある磯前神社を招請したと伝えられる。

佐竹氏が古くから崇敬していた大洗の磯前神社は、祭神大己貴命・少彦名命が降臨し里人の一人に乗り移り、「我は大奈母知、少比古奈命なり。昔此の国を造り訖へて、去りて東海に往きけり。今民を済わんが為、亦帰り来たれり」と託宣し、それにより創建されたとする古社である。

歴代の秋田藩主の崇敬を受け、万治3年(1660)には、藩主佐竹義隆により社殿が再建され、神用の器が奉納された。

明治14年(1881)村社に列した。