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秋田県秋田市寺内大小路

2015/08/28取材

 

この泉は「古四王神社」付近の寺内の旧羽州街道沿いにある。

斉明天皇4年(658)、征夷大将軍阿倍比羅夫がこの地にいたり、自らの祖である越の王の大彦命を祀ったところ、亀が現れこの霊泉が湧き出したと伝えられる。かつては近くの古四王神社の御手洗水として使用され、また古代の武将が飲料水にしていた。

阿部比羅夫は『日本書紀』に、蝦夷を討伐するために180艘の船を率い、齶田、渟代二郡の蝦夷はこれを恐れ降伏したと期されており、またその祖は、孝元天皇の第一子の「大彦命」で、武埴安彦命の謀反を鎮圧し、北陸越国を平定し「越の王」などと称せられた。