秋田県仙北市田沢湖卒田字黒倉

2016/09/24取材

 

抱返神社の東に流れる玉川の河中に大きな奇岩が立っており、これが巫女石である。

昔、金剛杖をついた山伏が、か弱い巫女をともなって白岩嶽の薬師参詣にやってきた。川を渡ろうとした時、突然二人を激流が襲い、山伏は対岸に渡ったが、巫女はあわや流されそうになった。そのとき明神様が現れ巫女を救った。巫女は明神の霊力に感謝し、崇敬の念から大岩と化した。

山伏が巫女を呼ぶと岩が答え、崇敬の念から自ずから岩になったことを語った。山伏は、明神を礼拝できなかったことを残念に思い、自分も大石に化してしまった。

山伏岩はこの巫女石の対岸にあり、今も巫女石を見守るように鎮座している。

 

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