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秋田県男鹿市船川港本山門前字祓川

震災前取材

 

長楽寺は、平安時代後期の貞観2年(860)、慈覚大師がこの地に来たり、この長楽寺など9ヶ寺48坊の堂宇伽藍を建立したと伝えられる。

中世の秋田城之介安東実季から佐竹氏まで歴代領主の崇敬を集め庇護された。佐竹氏は七百石を寄進し、長楽寺を豊漁と海上路の安全を願う祈願所と定め、毎年一回、久保田城からこの地に出向き祈願祭が行われた。

長楽寺は薬師如来像を本尊とし、五社堂の別当寺ともなっていたが、明治の神仏分離令で五社堂神社と寺院とに分離した。