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秋田県大仙市大曲字古四王際

2015/09/15取材

 

元亀元年(1570)、この地の領主の戸沢兵部が、孔雀城主である冨樫左衛門太郎勝家を奉行として建立したと伝えられる。飛騨の名工甚兵衛の作とされ、様式にとらわれない豪快な組み合わせ建築と優雅な彫刻が特徴であり、室町時代の代表的な建築物である。本殿は国の重要文化財に指定されている。

この冨樫勝家の祖は、源義経が弁慶を従え山伏姿で奥州に下る途中、加賀安宅の関で弁慶が主君義経を打ちすえ、それに同情し見逃した富樫左エ門と伝えられ、富樫氏は鎌倉の叱責を受け、加賀の国より落ちこの地に来たリ、孔雀城を築いたと伝える。