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秋田県美郷町六郷本道町

2013/08/19取材

 

秋田諏訪宮は延暦21年(802)、大和武尊の偉業を追慕し創建したと伝えられる。その後、寛治元年(1087)、後三年の役で源義家に従い信濃からこの地に至った大祝為仲が、在陣中に祭祀を行った。凱旋に際して殿内に大祝像を祀り、この地に一男子を残し、以後代々「諏訪祝子」を称して宮司家となったと伝えられる。

至徳年間(1384~87)、この地に入部した二階堂道晴が、荒れていた社殿を再建し、六郷数十村の総鎮守とした。江戸時代初期の慶長9年(1604)、佐竹氏が常陸から秋田に移封され、この地に佐竹義重が入ると、諏訪宮は義重の庇護を受けて社殿が造営された。

現在の本殿は、享保8年(1723)に造営されたもの。