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秋田県湯沢市高松

震災前取材

 

大同2年(807)、月窓和尚によって霊通山前湯寺が建立され、その後、明徳4年(1393)、梅壇上人によってこの地に移された。梅壇上人は、自分の思いがかなったとして、この近くの千駄森で自ずから火を纏い入定した。

長禄元年(1457)、稲庭城主の小野寺道広は、この寺を稲庭に移し、嶺通山広沢寺と改称し、小野寺氏の菩提寺とした。小野寺氏は、この移転にあたり、この地に十王堂を建立したと云う。