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秋田県湯沢市岩崎

震災前取材

 

鹿島様は、武神を象徴した藁人形で、東北地方の村落に多く祀られていた。2千年の歴史を有するとされ、日本の稲作農業がもたらした民族文化の芸術と評価されてもいる。

この地方では、村の入り口に鹿島様を置き、他所から邪悪な霊や人間、また疫病の侵入するのを除くため、春、秋の年2回、衣替えをする「鹿島祭り」を行い、その願いを鹿島様に託した。

現在、この岩崎地方には鹿島様が三体あり、それぞれの町内会で藁材を持ち寄り鹿島祭りを行っている。