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秋田県北秋田市鎌沢

2013/08/19取材

 

「口曲がり地蔵」と呼ばれるこの石像は、錫杖を持った右手の下に、その年号が刻まれており、文化3年(1806)に造られたものと考えられる。石像は僧侶のユーモアにあふれた姿を刻している。

かつては、小阿仁街道と呼ばれていた道の三叉路にあったもので、左手は上小阿仁村へ向かう小阿仁街道を、右手の下には「…やま乃…」の刻字が見え、山道を経て上小阿仁村長信田へ通じる道を示していることから、道標石であったと考えられている。