日本の盆栽と水石…華正園

宮城県仙台市泉区小角字上在家前1-1 022-379-5576

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仙台市泉区の郊外の「盆栽」の看板に惹かれ、華正園さんを訪れました。

盆栽は、中国から平安時代に日本に伝えられた箱庭的な「盆景」が、日本で独自の発展をしたもののようです。日本では、鉢あるいは盆の中の限られた空間に、木を剪定し、場合によっては屈曲させ、あるいは岩石の上に根を這わせたりと技巧をこらし、壮大な自然の風景を作り出していったようです。

生きた植物なので、常に変化し「完成」というものがないのも魅力だといいます。園主さんが手を入れていた見事なモミジの盆栽は、素人目から見て「完成」のように見えたのですが、剪定している中で、2本ほどの小枝を残しました。その理由をお伺いすると、その小枝をつけた幹を太らせたいためだと云います。園主さんにとって、さらに続く「永続的な未完」の喜びなのでしょう。

園主さんは、津軽の弘前出身で、高校1年の時、家出同然に弘前を飛び出し上京し、それでも稼業だった園芸関係の師に付き、いつの間にかはまったようです。若木の盆栽には若木なりの良さがあり、壮年の樹勢盛んな盆栽も見事なものです。また園内の、樹勢の衰えが目立つ老木の盆栽にも見事な「未完の美」を与えてくれることでしょう。

盆栽を見せていただき、話をお聞きして、「完全」を目指す現代社会に「未完の美」を取り入れることが、実は「完成」に近づくことなのかなどと、がらにもなく哲学的?に考えてしまいました。

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