裸島は、青森県青森市浅虫の沖500mにある、高さ33mほどの将棋の駒を立てたような島だ。

昔、近くの里で母親が乳飲み子を木陰に寝かせ畑仕事をしていた。すると突然大きな羽音とともに大鷲が舞い降り、眠っているわが子を鷲づかみにして飛び去っていった。

母親は必死に大鷲を追いかけたが追いつくわけもない。大鷲は裸島の頂上に下りて、子供を置き去りにして飛び去ってしまった。

母親は狂乱し、必死にのぼろうと、素手で岩肌をひっかいた。爪は割れ、手は血に染まり、血は岩肌を赤黒く染めた。それでもなんとか頂上まで登り、子供を無事取り戻すことができた。

このため、滑らかな岩だった裸島は側面が欠き削られ、母親の血で染まり今の形になったと云う。

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